概要
2階病棟は産科・婦人科・新生児の入院する病棟です。新生児を除いては女性のみの病棟になります。女性のライフサイクル合わせた看護を行っています。
産科
産科では、妊娠から出産、産後までと新生児の看護や保健指導を行っています。分娩件数は30~40件/月です。人生の一大イベントである出産が母児ともに安全に行えるようエビデンスに基づき日々看護を行っています。近隣の病院やクリニックからの母体搬送を受けており、新生児科と協力してリスクのある妊婦さんの分娩にも対応しています。出産後は個人個人に合わせた授乳指導や集団指導で退院指導や栄養指導を行っています。
また、お母さんの育児技術の習得や育児疲れのサポートケアとして産後入院も行っています。家に帰ってから安心して育児が行えるよう産後のケアにも力を入れています。
婦人科
婦人科では、子宮筋腫や子宮頸がん、子宮体癌、卵巣腫瘍など婦人科疾患の手術や化学療法を行っています。年齢や従来の生活様式を意識し、安全で快適な入院生活を送っていただけるよう、心のこもった丁寧な看護を提供しています。また、退院後の生活を見据えて退院調整看護師やMSW、地域のケアマネージャー等との連携を図り、患者さんや家族が安心して退院を迎えられるよう支援を行っています。
NICU
NICUとは、Neonatal Intensive Care Unit の略で「新生児集中治療室」といいます。生まれたときの体重が2500g未満であったり、妊娠37週未満(妊娠10か月になる前)に生まれ、呼吸状態が整っていない赤ちゃん、病気をもって生まれた赤ちゃんなどが入院されます。当院のNICUは在胎週数33週以降、出生体重1600g以上の赤ちゃんを受け入れています。近隣の病院やクリニックで出産した赤ちゃんの新生児搬送も受けています。両親の面会が可能であり、退院前には育児指導や授乳指導を行っています。また、生後間もなく母児が離れ離れになることもあるため、両親への精神的なケアを行い、不安の軽減に努めています。
私たちは一日も早く赤ちゃんが両親のもとで過ごせるよう小児科医とともに治療と看護を行っています。また、赤ちゃんのストレスを緩和し、その子に合わせた成長発達が促進されるよう、専門的な知識を持った看護師が看護を行っています。