vNOTESについてこのページを印刷する - vNOTESについて

 vNOTES (ブイノーツ:Vaginal Natural Orifice Transluminal Endoscopic Surgery)とは、お腹に傷をつけずに、腟からカメラや鉗子を挿入して行う手術の事です。海外では2012年頃より行われておりましたが、日本でも2020年頃から導入された比較的新しい手術になります。

vNOTES

vNOTESのメリット

  • お腹に傷が一切残らない
  • 従来の手術に比べて痛みが少ない
  • 通常の腹腔鏡下手術よりも入院期間が短く、社会復帰が早い
  • 保険適用の手術なので、通常の腹腔鏡と同じ費用で手術ができる

vNOTESのデメリット

  • 骨盤癒着が強い方、性交経験がない方への実施は難しい
  • 卵巣がんなど腹腔鏡下手術による治療が認められていない疾患がある
  • vNOTESが難しい場合は、通常の腹腔鏡下手術に変更する可能性がある

適応疾患

  • 子宮および卵巣の良性疾患(子宮筋腫、子宮腺筋症、卵巣のう腫、子宮内膜症、子宮頸部異形成等)
  •  患者さんの症状および状態をしっかりと確認し、vNOTESが可能か判断しています。
    詳しい説明を聞きたい方は、お気軽に担当医にご相談ください。