看護部
当院は、埼玉県西部地域の医療を支える非常に重要な役割を担っています。急性期から回復期、慢性期、緩和ケアまで多様な領域の看護を総合的に実践・習得できる環境があります。
近隣からの母体搬送や新生児の搬送の受け入れを行い、産科病棟とNICUが連携をとり、地域の周産期母子医療センターとして位置づけられています。
看護部の使命は、単に医療処置を行うことだけではなく、患者さんの人生に寄り添い、その人らしい生活を支える看護を届けることが、私たちが目指す看護の原点です。
そのためには、『一人ひとりの看護師が、自身のキャリアに誇りを持ち、長く輝き続けられる環境づくり』が大切です。質の高い看護を提供するために、まず私たち自身が健やかで、お互いを尊重し合える組織をめざしています。
また、6施設の看護学生さんの実習を受け入れ、患者さん個々の背景を理解し、『なぜそのケアが必要なのか』という看護の本質を共に考える指導を心がけています。
今後も地域医療支援病院として、急性期から在宅までをしっかり繋ぐ使命を果たしながら、患者さん、看護職員みんなが幸せになれる病院づくりに努めてまいります。
看護部の理念・方針
看護部理念
心のこもったあたたかい看護の提供を目指します
看護部基本方針
- 看護職としての倫理を遵守し、質の高い信頼される看護を提供する
- 専門職として看護の本質を追求し、継続的にキャリア開発に努める
- 病院の経営方針に基づき、看護職員として積極的に病院経営に参画する
- チーム医療の推進役としての責務を果たす
- 看護職が活き活きと働き続けることができる職場環境に努める
看護部目標
部署間の相互理解を強化し、思いやりのある視野の広い看護師になろう
- 地域医療支援病院としての経営基盤強化と地域連携強化
- 地域から信頼される安心・安全な「質の高い医療・看護」の提供体制整備
- 働きやすい職場づくりと職場定着の推進
- 人材育成と看護の質向上への取り組み
看護部院内教育
当院では、教育担当看護師長を配置し、専門職業人としての自覚を持ち、国立病院機構が担う医療を推進する看護実践能力を備えた看護師を育成します。「院内教育」、「能力開発プログラム」、「部署の教育計画」をリンクさせた段階的な教育プログラムとなっています。
e-ラーニングを導入し院内研修への活用と自己学習をサポートしています。
教育目的
すぐれた看護実践能力を発揮し、自己研鑽できる看護師を育成する。
看護部の教育理念
- 看護部の理念に基づき安全で質の高い看護サービスを提供できる看護職の育成を目指す。
- 個々の職員のニーズと目標を尊重し、専門職業人としての成長・発達ができるように支援する。
教育目標
- 専門職業人として、エビデンスに基づいた看護実践ができる。
- 組織および医療チームの一員としての役割を認識し、責任を果たせる。
- 看護の質の向上をめざした研究的態度を持つことができる。
- 教育施設としての役割を把握し、後輩・学生への適切な指導ができる。
教育体系
能力開発プログラムのねらいと教育内容の構造
| 国立病院機構の看護師に必要な6つの能力 | 教育内容の構造 | |
|---|---|---|
|
Ⅰ 高度な専門的知識・技術を有し、主体的に実践できること |
状況に応じた看護 Art&theory/アセスメント |
1.ニーズの理解 ※(ニーズを理解する力) 2.患者・家族とのコミュニケーション、援助的関係 3.医療安全管理・院内感染対策 4.エビデンスに基づく看護実践 ※(ケアする) 5.看護記録 |
|
Ⅱ 高い倫理観に基づいた、質の高い看護が提供できること |
意思決定支援 caring/倫理 |
1.倫理的視点に基づく看護実践 2.意思決定の支援 ※(意思決定を支援する力) 3.患者の尊厳・患者の権利 4.看護職の説明責任 |
|
Ⅲ 多職種と協働し、看護の役割を発揮すること |
多職種協働 teamwork/役割遂行 |
1.看護チームの一員としての役割遂行 2.多職種との協働 3.地域連携、保健医療福祉サービスとの連携・協働 (1~3 ※まわりと協働する力) |
|
Ⅳ 病院経営に参画でき、看護マネジメントができること |
経営参画 coordinate/ケアの質 |
1.看護ケアの質評価、改善 2.医療動向とNHOが担う医療 3.目標達成に向けた行動 4.経営改善・業務改善(医療機器・看護用品管理・医薬品管理) 5.危機管理対策(医療安全管理体制・感染予防管理体制・個人情報の保護・災害対策) |
|
Ⅴ 後輩と共に学びあい、自律した看護職になること |
後輩支援 coaching/セルフコントロール |
1.キャリア形成 2.セルフコントロール・リフレクション 3.後輩育成(スタッフ支援・学生支援・自己学習力) |
|
Ⅵ 臨床看護研究ができる能力を有し、看護を創造すること |
研究的態度 create/リフレクション |
1.研究的態度(文献検索・看護研究) |
新人支援体制
西埼玉中央病院の新人看護師支援体制
| 名称 | 役割(条件) |
|---|---|
| 教育担当者 | 教育におけるリーダー・調整役。 教育年間計画立案、実地指導者への助言や新人への指導、評価を行う。部署内の新人教育・2年目教育の進捗・調整など全体をみる。(レベルⅣ・Ⅴで看護師長が推薦するスタッフ) |
| メンター | 新人看護師が、職場に早く適応し業務をスムーズに遂行できるように支援する。新人看護師の味方となり、よき相談相手となる。直接的な実地指導者として関わることはなく精神面の支援者的役割を果たす。 (3年目以上の看護師) |
|
実地指導者 (リーダー1~2名) |
教育担当者・メンター・2年目看護師・新人看護師以外の全スタッフ。新人看護職員に対して、基本的知識、技術、態度など臨床実践に関する指導や評価等を行う。 実地指導者の中から、リーダーとなるスタッフを決め全体を調整する。(実地指導者のリーダーは、レベルⅣ以上で1~2名、看護師長が推薦したスタッフ) |
新人ナースの1年間
新人看護師のマークについて
2023年度 西埼玉中央病院看護部 院内研修
| コース | 研修名 | 研修方法 | 研修時期 |
|---|---|---|---|
| レベルⅠ | 看護技術演習 情報収集・内服与薬・移送・移乗 点滴静脈内注射・静脈血採血 褥瘡予防対策 | 講義・演習 | 4月 |
| 救急看護 | 講義・演習 | 5月 | |
| 静脈注射 | 講義 | 6月・9月 | |
| 3か月の振り返り |
講義 グループワーク |
6月 | |
| フォローアップ |
OJT シャード―イング |
9月~12月 | |
| 退院支援を理解しよう | 講義 | 9月 | |
| 医療安全と事故防止 |
講義 グループワーク |
9月 | |
| 看護倫理 |
講義 グループワーク |
12月 | |
| 1年の振り返り | グループワーク | 2月 | |
| レベルⅡ | メンバーシップ |
講義 グループワーク |
5月 |
| 看護過程の展開 |
講義 グループワーク |
6月 | |
| 退院支援に必要な知識 |
講義 グループワーク |
6月 | |
| ケーススタディ |
講義 グループワーク |
7月 | |
| 看護倫理 |
講義 グループワーク |
10月 | |
| 退院支援Ⅱ |
講義 グループワーク |
11月 | |
| レベルⅢ | リーダーシップ |
講義 グループワーク |
7月 |
| 意思決定支援研修Ⅰ | 講義 | 7月 | |
| 医療安全における問題分析 |
講義 グループワーク |
10月 | |
| 意思決定支援研修Ⅱ |
講義 グループワーク |
11月 | |
| レベルⅣ | リーダーとして倫理的問題に向き合う |
講義 グループワーク |
7月 |
| 看護師としてのキャリアを考える |
講義 グループワーク |
10月 | |
| レベルⅤ |
前期:看護管理 「概念化スキルを学ぶ」 |
講義 グループワーク |
12月 |
|
後期:看護管理 「看護サービスの品質を考える」 |
講義 OJT |
6月 | |
| 役割別 | 実地指導者リーダー研修 |
講義 グループワーク |
5月・12月 |
| メンター研修 |
講義 グループワーク |
6月・11月 | |
| 教育担当者研修 |
講義 グループワーク |
7月 | |
|
メンター準備研修 (翌年度担当者) |
講義 グループワーク |
2月 | |
|
教育担当者・実地指導者準備研修 (翌年度担当者) |
講義 グループワーク |
2月 | |
| 実習指導者学習会 |
講義 グループワーク |
4・5・9・12・3月 | |
| 看護助手 |
清潔ケア (スキンケア) |
講義・演習 グループワーク |
9月 |
|
医療安全 (個人情報保護) |
講義 | 6月 | |
| 感染予防 | 講義 | 11月 | |
| IVナース | 造影剤IVナース |
講義・演習 グループワーク |
6月 |
| がん化学療法IVナース |
講義・演習 グループワーク |
11月 | |
|
看護専門 コース |
褥瘡管理 |
講義・演習 グループワーク |
5・7・9・11月 |
| 認知症看護 |
講義・演習 グループワーク |
6・8・10・12月 |
2023年度 新採用者

