1階：NICU病棟

医療関係者の方へ

　当施設は、地域周産期母子医療センターとして妊婦の管理をはじめ、近隣からの母体搬送や新生児搬送の受け入れを行っています。
産科病棟とNICU病棟が連携をとり、出産時にトラブルが起きた際もすぐに適切な治療が行える環境を整えています。ご両親への精神的なケアや不安を軽減するための支援も行っています。

　出産後は患児とご家族の状況に合わせて、不安なく退院できるよう授乳練習や沐浴練習などの育児支援を行っています。育児の練習支援として産科病棟に入院し同室することで、患児との生活リズムをつかんでご退院できる支援も行っています。これは、当院で出産された方だけでなく他施設で出産された方でもご利用が可能です。

　退院後、自宅での医療サポートや地域でのサポートが必要な方は、退院したあとも地域と連携を図り、継続した支援を行えるようにしています。

新生児科医１名　小児科医５名

NICU

※NICUとは、Neonatal Intensive Care Unit の略で「新生児集中治療室」といいます。
生まれたときの体重が2500ｇ未満や、妊娠37週未満（妊娠10か月になる前）に生まれ、呼吸状態が不安定な児や先天的な疾患を持つ患児などが入院します。

GCU

※GCUとは、Growing Care Unit の略で「新生児回復治療室」といいます。
NICUで治療を受けて、状態が安定してきた患児が継続してケアを受けるところです。患児の状態によっては、はじめからGCUへ入院となることもあります。

NICUの面会基準、面会時間について

対象者：患児の両親のみ面会可能です
面会時間：13時～19時（毎日）
　　　　　※処置を行っている際など、入室制限を行うことがあります

両親への精神的なケア、不安を軽減するための支援

• 専門職の心理士との面接

• NICU入院が予測される妊婦のNICU見学会実施

• 地域の保健師との連携

• 産後入院

　Etc…

研修制度について

　緊急時に対応できるように、N-CPR（新生児蘇生法普及事業）の研修を院内で定期的に実施し、周産期病棟に勤務するスタッフ全員の資格習得を目指しています。